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アンソロジー洋酒天国2 傑作エッセイ・コントの巻
PR誌はまだ氾濫せず、プレイ雑誌もまだなかった頃、ドリンカーの民度向上をめざし、夜の岩波文庫(?)とでも呼ぶべき怪文書が出版された。その名は『洋酒天国』。編集長は開高健。この雑誌は、終刊後も古書市場でバックナンバーが高額で取引されたと聞く。ここに昔日を2冊本に凝縮し、お色直しをして発刊する次第である。曽つてのヤングと、心ある今のヤングの、一読を乞うや切。(帯より)
目次
- 呑気話 吉田健一
- 判断 星新一
- サイダー談義 獅子文六
- キャット・キラー・カクテル 安岡章太郎
- 酒のシンボル 犬養道子
- ウオトカの思い出 高杉一郎
- 東欧酒景 安部公房
- 洋酒天国・禁酒地獄 かたがたぜんじ
- サントリー禍 檀一雄
- 海・酒・魚 北杜夫
- スリング・ロマンス 薩摩治郎八
- 女のコとガン 大藪春彦
- かんヴぁせいしょん 團伊玖磨
- 洋酒と美女と干物 倉光俊夫
- ヨーロッパ退屈日記(抄) 伊丹一三
- 活動写真について 高橋義孝
- ダンセニー卿の『酒壜天国』稲垣足穂
- 新青年思い出噺 水谷準
- 概観 戦後十五年史 和歌森太郎
- 酔虎伝 玉川一郎
- 天国と地獄 淀川長治
- さらば、二日酔い! 田村隆一
- 子供と大人 竹中郁
- 数奇酒記 吉行淳之介
- 洋天ジョークス
- 海賊版 テレビ・ダイジェスト
ほか
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