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日本万国博覧会 テーマ館ガイド
「太陽の塔」はそれ単体で構想されたものではなく、地下展示「過去」、地上展示「現在」、空中展示「未来」の三層で構成された複合パビリオン「テーマ館」のシンボルとして制作されたものでした。(参考:「太陽の塔」の図像学 試論 | 三木学)
そのテーマ館ガイドである本書には、プロデューサーを務めた岡本太郎によるコンセプト解説や、三層の展示内容紹介、パビリオン全貌のイラストマップを収録。知られざる「太陽の塔」本来の姿を偲ばせます。
なかでも、川添登が監修した空中展示は、アーキグラム、ハンス・ホライン、槇文彦、ヨナ・フリードマン、黒川紀章、クリストファー・アレグザンダーなど、エッジの効きすぎた人選による未来都市の提案だったようで、イラストマップに記載された「パターン・ランゲージの道」という展示が非常に気になります。
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