ブラック・ユーモア傑作漫画集

1970-71年にかけ、早川書房から全6巻が刊行されたブラックユーモア選集の別巻「傑作漫画集」。

“本書は海外ブラックユーモア漫画集として刊行される、おそらくは日本ではじめてのものであろう。
企画の段階で、原則として、著名な作家による、ノン・キャプション（説明文のないもの）の作品であることを前提とした。
作家中心に、その作家の個性の片鱗を紹介することと、キャプションにたよらなくても、創造的意図が理解できるという漫画本来の、ひとつの典型を見せよう、という理由があった。
一枚ものの、サイレント漫画にしぼろうというのは、現在の、日本の漫画界への私の個人的な抵抗が含まれている。”
――編者あとがきより

目次

• ブラック・ユーモア漫画　星新一
• ロナルド・サール （Ronald Searle）
• トミー・アンゲラー （Tomi Ungerer）
• ジャン＝モーリス・ボスク （Jean-Maurice Bosc）
• ローラン・トポール （Roland Topor）
• トレーズ （Trez）
• モーリス・アンリ （Maurice Henry）
• ジャン＝ジャック・サンペ （Jean-Jacques Sampé）
• ロジェ＝ジャン＝リュシアン・テツ他 （Roger-Jean-Lucien Tetsu）
• 諷刺精神の培養器　水野良太郎