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DECOMAS 経営戦略としてのデザイン統合

国内大手企業のCI/VIを多数手掛けるPAOSの中西元男らによる、コーポレート・アイデンティティの解説書。当時定価28,000円で刊行された、函入り2冊組の大著です。

OlivettiやBraunなど多数のCI戦略を紹介する論考を収めた「理論編」と、優れたCIを展開するアメリカ企業14社の事例図版を収録した「実例編」の2分冊。

ビジネス・経営観点からのCI分析が本書の特色で、たとえば優れた事例として取り上げられているオリベッティ社の場合、一般的なデザイン書ではピントーリやソットサスなどスターデザイナーの作品紹介に終始しがちですが、本書では同社のデザイン部門組織図を掲載してその分業・管理体制が詳述されていたり、CI戦略における意思決定のための組織運営なども提言されていて興味深いです。

目次
  1. 理論編
    • 序章
    • 第1章 DECOMASとは何か
    • 第2章 DECOMASの構造
    • 第3章 DECOMASの導入方法
    • 第4章 DECOMASの管理と運用
    • 終章
  2. 実例編
    • Coca-Cola
    • Deere
    • IBM
    • Eastern
    • Mobil
    • RCA
    • Metropolitan
    • Caterpillar
    • 3M
    • ITT
    • CBS
    • Westinghouse
    • Weyerhaeuser
    • Pan Am
著者
デコマス委員会(編著)
発行
三省堂, 1978年
サイズ
220x305mm, ハードカバー, 函入, 171ページ(理論編), 418ページ(実例編)
SOLD OUT
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