ninonbooks

Designing Programmes

スイスのグラフィックアーティストであるカール・ゲルストナーが、1964年に発表した著作。

「問題の解決に代えて、解決のためのプログラムを」とコンセプトを掲げ、主観や情緒に拠らない、数学的で論理的な造形創造の手法が、ゲルストナー自身の作品を例示しながら展開されています。

“作者は必要な要素を選定し、その配列の法則を定めるだけであり、観るものはその法則の範囲内で自由に配列を変えることができる。作品は観られる対象として完結したものではなく、それを真に観るためのプログラムを提示しているにすぎない。プログラムに従って動かすことによって、自分自身の作品を完成することができるのである。”という主張は、同時代のマックス・ベンゼの情報美学やアルテ・プログランマータ運動との共振を感じさせ、現代のジェネラティブアートの源流のひとつともいえるでしょう。

著者
Karl Gerstner(著)
発行
Lars Müller Publishers, 2007年
サイズ
186x255mm, ハードカバー, 120ページ, 英文
SOLD OUT
タグ

Loading...