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グラフィックデザイン 33
東京オリンピック(1964)や大阪万博(1970)といった国家的イベントでアートディレクターを務めた美術評論家・勝見勝が主催した伝説のデザイン誌『グラフィックデザイン』第33号。
黎明期のコンピュータ・グラフィックス特集号で、CTGによるジェネラティブアート作品やMIT学生による実験的習作、杉浦康平による『数学セミナー』表紙デザインなどを紹介。
モンドリアンの作品を解析し、統計的性質だけをコンピュータに与えて生成した作品も掲載されており、機械学習でゴッホやレンブラントの“新作”を生み出す近年の絵画AIを、半世紀先んじていた試みが興味深いです。
ほか、ランス・ワイマンが手がけたメキシコ五輪のポップなデザインポリシーも特集されています。
目次
- イタリア人の見た南蛮美術 田中一光
- フォロン作品集 勝見勝, 伊藤哲郎
- ロボットとコンピュートピア? 勝見勝
- コンピューター・グラフィックス 川野洋, CTG
- メキシコ・オリンピックのデザイン・ポリシー 酒井章有
- キャノンにおける企業とデザイン 向秀男
- 時計の文字盤 渡辺力
- 山城隆一の〈コラージュ〉 篠原一男
- 伊坂芳太良の〈タウンゼント館〉 草森伸一
- 寄席ビラ 剣持勇
- テクネ コンピューターの入出力装置 CTG
- ニュース
- 書評
- 編集後記
- 著者
- 勝見勝(編), スタン・ヴァンダービーク(表紙デザイン)
- 発行
- 講談社, 1969年
- サイズ
- 262x300mm, ソフトカバー, 88ページ, 日・英文
- 状態
- B
- 価格
- ¥4,000(税込)
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