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アート・ジャパネスク Art japanesque 日本の美と文化 全18巻揃

1982-84年にかけ、松岡正剛の編集企画・制作によって刊行された日本文化美術全集『アート・ジャパネスク Art japanesque 日本の美と文化』全18巻セット。

“ぼくがとくにこだわっていたのは、「型」とか「流」とか「様」というスタイルをあらわす言葉をたてながら各時代の日本様式のあり方を強調して見せるということと、それをダイヤグラムや図解を駆使して解説するということでした。日本美術史を再編集するということで、解説ページには図解をたくさん入れて、すべての巻に自在な年表も入れるということも徹底しました。
もうひとつ、美術写真を一変させたいということも最初から考えていました。国宝や文化財を黒とかグレーとかのバックで正面からおとなしく撮った、ああいうよくある美術写真にはしたくなかった。(中略)美術品の全体を見せるのではなく、部分だけを思い切ってクローズアップして紹介するということもふんだんにやりました。”
――松岡正剛『世界のほうがおもしろすぎた』より

目次
  • 第1巻 日本美の誕生「源流をたずねる」 小林達雄(編集者代表), 細江英公(撮影)
  • 第2巻 飛鳥と万葉「仏教伝来の波」 直木孝次郎(編集者代表), 藤原新也(撮影)
  • 第3巻 大仏と正倉院「天平の夢とロマン」 杉山二郎(編集者代表), 小倉徹(撮影)
  • 第4巻 神々と仏「祭りとマンダラ」 田中日佐夫(編集者代表), 内藤正敏(撮影)
  • 第5巻 王朝と浄土「花鳥風月の宴」 白畑よし(編集者代表), 横須賀功光(撮影)
  • 第6巻 書と人と詞「真行草のすがた」 今井潤一(編集者代表), 小倉徹(撮影)
  • 第7巻 絵巻と物語「中世ドラマの舞台」 宮次男(編集者代表), 立木義浩(撮影)
  • 第8巻 武家と肖像「無常とリアリズム」 村井康彦(編集者代表), 奈良原一高(撮影)
  • 第9巻 禅と水墨「ダルマロードを探る」 衛藤駿(編集者代表), 森永純(撮影)
  • 第10巻 茶と花と能「サロンの風流と芸能」 熊倉功夫(編集者代表), 篠山紀信(撮影)
  • 第11巻 書院と民家「間と礼の演出」 伊藤ていじ(編集者代表), 佐々木光(撮影)
  • 第12巻 城と天下人「桃山の黄金文化」 岡本良一(編集者代表), 十文字美信(撮影)
  • 第13巻 庭園と離宮「雪月花に遊ぶ」 磯崎新(編集者代表), 十文字美信(撮影)
  • 第14巻 琳派の意匠「雅びのルネッサンス」 村重寧(編集者代表), 十文字美信(撮影)
  • 第15巻 浮世絵と町人「江戸メディア・アート」 赤井達郎(編集者代表), 佐々木光(撮影)
  • 第16巻 きものと文様「デザインを着る」 切畑健(編集者代表), 藤原新也(撮影)
  • 第17巻 やきものと漆「器のファッション」 秋岡芳夫(編集者代表), 奈良原一高(撮影)
  • 第18巻 美の科学誌「イメージの図譜」 吉田光邦(編集者代表)、森永純(撮影)
著者
松岡正剛(エディトリアル・ディレクター), 市川英夫(エディトリアル・デザイナー)
発行
講談社, 1982-84年
サイズ
230×310mm, ソフトカバー, 函入
状態
B, 函少ヤケイタミ, 13巻の月報欠
価格
¥55,000(税込)
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