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objet magazine 遊 創刊号
松岡正剛が編集長を務め、初期には杉浦康平が表紙構成や編集協力、寄稿も行い、「あらゆるジャンルを融合し超越した独自のスタイルは日本のアート・思想・メディア・デザインに多大な衝撃を与えた(wikipedia)」と評される伝説的雑誌『遊』創刊号。
多彩な論考のほか、巻末の「image map」では、時間軸地球儀や時間軸日本列島など、杉浦康平による傑作ダイアグラム「時間軸変形地図」シリーズの作品も収録。
目次
- オブジェ・コレクション「眼の形態」 杉浦康平+遊編集部+武田花+橋本綱子
- オブジェ・エッセイ(1) わが1923年のマニフェスト 稲垣足穂
- 自然学曼陀羅 松岡正剛
- 原理の狩人1「視覚の不確定性原理」 杉浦康平
- 病状六尺について 野坂昭如
- 遺稿「山月記における私」 高橋和巳
- image map 杉浦康平
- 場所と屍体(1) 序章から重力観念に辿るまでの経路 松岡正剛
- 火星年代記へ至る 奈良原一高
- 直観幾何学観照 M・C・エッシャーの空間構造について 岩成達也
- 生態学から形態学へ 平田勝彦
- 写真 佐々木渉
- 凧の話 山本太郎
- 文学における戦後の終焉 秋山次男
- 特別寄稿 巨空の巡霊 栗原生死
- エアロンカJA3156観光 大辻清司+佐々木光
- 回覧遊論 自然と可塑 磯田光一
- 2枚連作写真「家」 田村シゲル
- 自然ノート「同定と仮説」 尾ケ瀬孫一
- 言語ノート「此岸と彼岸」 黒田喜夫
- 音楽ノート「連続と律動」 山本博之
- 写真ノート「事物と記録」 大辻清司
- 絵画ノート「看板と風景」 林静一
- 建築ノート「総体と個体」 地井昭夫
- 芸能ノート「伝承と具体」 油谷光雄
- 出版ノート「定型と剰余」 上杉義隆
- 演劇ノート「畸型と現象」 鈴木忠志
- 映画ノート「回転と狙撃」 加納典明
- 思想ノート「緯度と経度」 西山徳之助
- 連載企画=物質 物質現象学・序 梯明秀
- ミトコンドリア・カルテット 高田又三郎
- 遊学(1) 生体から物体へ 高橋秀彦
- 科学と詩学 詩人は科学に何を学ぶべきか 高内壮介
- 念物想 定森義雄
- 歩く旅人のものの譜 辻まこと
- セント・クロス 杉葉介
- エルランゲン・プログラム事件 木本久夫
- 追辞 坂田昌一氏と三島由紀夫氏
ほか
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