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図説 日本の洋学

幕末から明治にかけて日本に伝来した洋学(蘭学・英学)の受容を、約260点の資料とともに紹介。
豊富な図版はレトロなデザイン/タイポグラフィ集としても楽しめます。

“この本を見ていると、江戸期までの日本の和綴じ本の表現法というものが、英、和の対訳をどのように見せるのか…というきめ細かい工夫に、明らかに現れています。そういう西洋的な対訳の表現手法に隣り合わせるかのように、伝統的な日本的な表現、あるいは囲み罫なんかを残した中国的な糸綴じ本の表現など、いろいろな表現を混在させて一つの流れをつくっています。(中略)このような表現法に築地書館の社長であった土井庄一郎さんがいちはやく目をつけたということは、私たち昭和ひとけた世代が共有する、こうした手法も記録しておかなくては…という歴史的な意識であり、着眼点であったということです。”
――『杉浦康平のアジアンデザイン』所収 杉浦康平インタビュー(2017)より

著者
惣郷正明(著), 杉浦康平(造本)
発行
築地書館, 1970年
サイズ
235×165mm, ハードカバー, 函入
SOLD OUT
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